薬局方(Pharmacopeia)に記載のPLRP-Sカラムによる分析方法

低分子化合物薬物/代謝食品アミノ酸/ペプチドペプチド米国薬局方(US Pharmacopeia)及び欧州薬局方(European Pharmacopeia)では、バリデーションされて認可済みの分析方法の一つとして、HPLCカラムによる分析方法が記載されています。その中で幾つかのメソッドとして、PLRP-Sポリマーゲル[L21分類:硬質球形ポリ(スチレン/ジビニルベンゼン)共重合体樹脂]が採用されています。ここでは、その中の何点かを紹介します。

エリスロマイシン(Erythromycin、図3.)

抗生物質のエリスロマイシンには、一連の類縁物質[エリスロマイシンA、B、C及びエリスロマイシンAエノールエーテル(Erythromycin A enol ether)]があります。これらの類縁物質は、分子構造上の重要な位置に、水素、水酸基、メトキシル基の置換などによる、わずかな相違があります。米国薬局方ではこれらの類縁物質を、主要成分のエリスロマイシンAから分離して、含有されているその他類縁物質の特定と、それらの定量を行わなくてはなりません。ここで採用されているのは、1000Å孔径をもつポリスチレン基材の樹脂(L21 分類)が充填された逆相HPLCカラムによる分析で、PLRP-S 1000Å、8µm粒径ポリマーゲル充填のHPLCカラムが該当します。

マレイン酸エナラプリル(Enalapril Maleate、図4.)

マレイン酸エナラプリル(商標名: レニベース錠)は、高血圧症、心不全の治療薬です。この錠剤に含有されているマレイン酸塩は、加水分解を起こしますと、活性代謝物のアンジオテンシン変換酵素インヒビター[Angiotensin Converting Enzyme(ACE)inhibitor]になってしまいます。この錠剤を製造している製薬会社は、米国薬局方に従って、ポリスチレン基材の樹脂(L21分類)が充填された逆相HPLCカラムでの分析が要求されます。

デメクロサイクリン(Demeclocycline、図5.)、ドキシサイクリン(Doxycycline Hyclate、図6.)、オキシテトラサイクリン(Oxytetracycline、図7.)

デメクロサイクリン(Demeclocycline)、ドキシサイクリン(Doxycycline Hyclate)、オキシテトラサイクリン(Oxytetracycline)は、広域スペクトル抗生物質の一部で、感染症の治療薬です。

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