pH6.0で(+)の電荷をもつタンパク質は、PL-SCX 1000Å 強陽イオン交換体HPLCカラムに吸着します。pI =11.8の等電点をもつリゾチーム(lysozyme)のような塩基性タンパク質は、PL-SCXでの典型的なNaClのグラジエント溶出においても、カラムに長く保持されます。

リゾチームは等電点がpH 11以上の酵素で、PL-SCX 1000Åカラムによる分離が最適です。PL-SCXカラムは、疎水的な非特異的吸着がありませんし、ポリマー基材でできていますので、過激な酸/アルカリ洗浄が可能です。

組み換えモノクローナル抗体をパパイン酵素で消化し、その電荷バリアントの純度をPL-SCX 1000Åカラムで検証しました。

PL-SCXポリマーゲルによって、分離溶出されるサンプルの保持時間は、樹脂の粒径には依存せず同じです。このことにより、5µm樹脂が充填された分析用カラムで検討した分離条件で、30µm樹脂を充填したプロセス用カラムへ、容易にスケールアップができます。

表4. PL-SCX 1000Å - Lysozyme Dynamic Capacity (mg/ml Column Volume)
