ファースト・マイクロ平衡化ダイアライザー™

Fast MicroEquilibrium DIALYZER™)

サンプル容量(25µL〜500µL)

特徴

  • 簡単な使用方法
  • 液漏れが無い
  • チェンバーは、何回でも使用可
  • オートクレーブ可能
  • 不活性なテフロン製チェンバー
  • 高いサンプル回収率
  • 低いタンパク質の非特異的吸着
  • 25µL〜500µLサンプル容量に対応するサイズのラインアップ
  • 多種類の分子量カット・メンブレンで、ほとんどのアプリケーション用に対応
  • 従来品と比較して、広い接液面積のメンブレン
  • 従来品と比較して、約半分から1/5 に平衡化時間短縮
 


写真 1. 組み立てたものと、分解された
ファースト・マイクロ平衡化ダイアライザー

     

アプリケーション

  • ADMEにおける薬物動態力学特性のスクリーニング
  • タンパク質バインディング・アッセイ
  • タンパク質/ドラッグ・バインディング・アッセイ
  • レセプター・バインディング・アッセイ
  • タンパク質/タンパク質インターラクション
  • タンパク質/DNAインターラクション
 

図1. ファースト・マイクロ平衡化ダイアライザーの分解図

ファースト・平衡化ダイアライザーは、25µL〜500µLの少量サンプルに対応できるユニークな平衡化透析デバイスで、使用方法も簡単ですし、その仕組みは二つの同じ容量のチェンバーを、一枚のメンブレンを挟んで繋いだシンプルなものです(図1.参照)。

使用方法としては、まず適当な分子量カットのメンブレンを一枚、リンク・チェンバーとダブルサイド・チェンバーの間に挟んでセットします。次にメンブレンで仕切られた片方のチェンバー(サンプル・チェンバー)に、タンパク質などの吸着対象物と低分子化合物などのリガンドを入れて穴なしテフロン蓋で閉めます。もう片方のチェンバー(アッセイ・チェンバー)には、吸着対象物やリガンド等を入れずに、サンプル・チェンバーに封入されているのと同じ成分で同じ容量のバッファーだけを封入して、もう一つの穴なしテフロン蓋で閉めます。そしてこの二つのチェンバー間で平衡化が完了した時点で、チェンバー両端を閉めている穴なしテフロン蓋をそれぞれ開けて、それぞれのチェンバーから溶液を抽出してリガンド濃度を測定します。

その際リガンドが吸着対象物と結合してコンプレックスを形成してしまった場合、結合したリガンドはメンブレンを通過することができないので、サンプル・チェンバーに残留します。そして結合しなかったリガンドは、平衡化透析完了後にはサンプル・チェンバーとアッセイ・チェンバーのそれぞれに、半分づつ残留しますので、アッセイ・チェンバー中のリガンド濃度は、最初にサンプル・チェンバーに封入したリガンドから、結合したリガンドを差し引いたリガンド濃度の半分となります。また温度コントロールが必要であれば、温度自動調節のインキュベーターなどに、このデバイスを入れておくこともできます。

このファースト・マイクロ平衡化ダイアライザーは、従来のマイクロ平衡化ダイアライザーと比較しますと、より広い表面積を持つメンブレンと、より口径が大きく底が浅いデザインのチェンバー改良によって得られた広い接液面積と、短い拡散距離によって、平衡化時間を約半分から1/5に短縮できました。

このファースト・マイクロ平衡化ダイアライザーは、ダブルサイド・チェンバー 1個、リンク・チェンバー 1個、穴なしテフロン蓋 2個が入っていますが、メンブレンは別途ご購入頂くこととなります。詳細は弊社までお問い合わせ下さい。

写真2. ファースト・マイクロ平衡化ダイアライザー 一式